カメラをはじめたばかりの友人から
なかなか背景のボケた写真ですが撮れないんですよ。
やっぱり、単焦点レンズでないと無理なのですかね?
と質問された事がありました。
その時は、
標準ズームレンズでも、一番望遠側にして(18−55mmなら55mmで)
被写体になるべく寄り、被写体と背景の距離を取れば、背景ボケの写真を撮れるよ!
と答えました。
詳しくは過去の記事を参照して下さい。
加えて
ただ、標準ズームの望遠端(50~55mm)の絞り開放F値が高いので
思っているような背景ボケは難しいかも。
比較として
寄れ過ぎるので、少し離れた状態です。
よくよく話をしてみると、
キャンプの道具とかの写真を、背景ボカして撮りたい!
とのことでした。そこで
接写リングっていうものがあるんだけど、割り切って使うにはいいかも。
ただ、接写リングを付けるとピントのあう範囲が極端に狭くなるので、普段の標準レンズのような使い勝手はなくなり、被写体ごとに付け外しが必要になるかも。
あと、暗くなるから更に使いずらいかも
と、おすすめするはずが、否定することに。(購入後すぐに売却した経験から)
すると、
キャンプ場とかの広々とした風景も撮りたいし、 一緒にいく友達を撮ったりするので、広角が撮れる標準ズームも持っていたいんです。
との事でした。
この記事を読んで分かる事
カメラ始めて1本目のレンズは、標準ズームレンズが良い!
それはなぜか?というと、興味のある物を撮影していくうちに、自分の好きな撮影対象(被写体)と画角(焦点距離)が分かるからです。
冒頭の話の例で当てはめると
主な被写体は「キャンプ場での全般」
画角は、キャンプ場の雰囲気を残す為の「風景」(広角)と
一緒に行く友人を撮る「ポートレート」(中望遠)
キャンプ道具をピックアップして背景をボカして撮る「物撮り」(マクロ)
になります。
ここで、キャンプ場脇の森にいる「野鳥」が撮りたい、となれば望遠レンズが選択肢になります。
友人は、私のお薦めで、X-H1を購入しており
標準ズームレンズは、XF16-80を購入していました。
上記の内容から、背景ボケを楽しむなら単焦点レンズだけど、寄れないレンズも多いから、単焦点レンズの中でも、
マクロレンズが良いよ
と、助言しました。
標準ズームレンズが良い所
各メーカーとも16~18mmから50~55mmまで撮れる標準ズームレンズを安価に発売している。それらは、撮れる範囲が広いので、1本持っていると便利。
私は主に、AFの効かない他社製レンズをマニュアルフォーカスで撮っていますが、家族で出かけた時に、ピント合わせに待たせてしまったりして結構大変なので、家族用に標準ズームレンズを購入しました。
広角で風景撮影に良い16-18mm(35mm換算:24~28mm)
人間の視界に近い30~35mm(35mm換算45~52.5mm)範囲が撮れる
ポートレートに最適な50mm(35mm換算75mm)
ほぼ撮らないので、作例は無いです。
標準ズームレンズの次の1本はマクロレンズか、単焦点レンズが良い
私は、花や風景、スナップが中心なので、マクロレンズの使用が多いです。
MINOLTAの50mm F2.8 MACROと100mm F2.8 MACROを被写体に合わせて使い分けていて、寄れない花とかには、同じくMINOLTAの75-300mmを使っています。3本の内1本は記事を書いていますので、そちらを参考にして下さい。
他の2本も、近いうち記事にしたいと思いますので、お楽しみに。
まとめ
- 撮りたい対象が分からない時は、まずは標準ズームレンズを使い 色々撮ってみて、好みの撮影対象(被写体)と画角(焦点距離)を見つける。
- その後、好みの撮影対象(被写体)と画角(焦点距離)に合ったレンズを追加購入する方が良い!!
人物撮影時、背景ボケを撮りたければ、f値の低い単焦点レンズを!!
花などの小さい被写体を撮りたければ、マクロレンズを!!
最後に、ブログ内の写真は表示速度の関係で、リサイズしているので、拡大等出来ないのが少し寂しいので、下記の「photohito」(写真共有サイト)のリンクを張りましたので、よかったら見てください。
それでは、皆さんも、良きカメラライフを!!