MINOLTAレンズを使うカメラをα55からα700に変えた理由
αマウントの開発が止まり数年、MINOLTAレンズが格安で手に入る時代になりました。
元々、α550を使っていた事があり、αマウントには、なじみがありました。
数々の名レンズがあるαマウントですが、その中で、MACROレンズがとても良い描写と聞いていたのでこの格安になったタイミングでAF100mmF2.8MACROとAF50mmF2.8MACROをGETしました。
そして、描写の良さを確認できたのでAF75-300mm、AF70-210mmF4の合計4本のレンズ所有する事になりました。
マニュアルモードの時、右手1ダイヤルだと手間が増えるα55
元々手元にあるα55で使うために購入したαマウントレンズでしたが、D800EやEOS7Dなどの他社の中上級を使っているうちに、右手の前後にコマンドダイヤルがある機種の方が、より調整しやすいはずと感じるようになりました。マニュアルで「絞り」と「シャッタースピード」をコントロールする人には、それぞれの機能が個々のダイヤルに割り当てられていた方が、とっさの時に迷わないです。sonyのα100からα65などの初級者用機種の場合、右手側にダイヤルが1つしかなく、どれか別のボタンを押しながらダイヤルを回すことで、2つ目の調整が可能になります。めんどくさがりの私としては余計なワンアクションを入れないと値を変更できないダイヤルは、とても不便で、それだけで使いたくなくなる元でした。また、マニュアルで露出をコントロールし始めた人にも、面倒な機種になってしまいます。
右手側の前後に各ダイヤルがあるα700は、使い勝手が良い
私は、カメラの右手人差し指側(前面)ダイヤルで「絞り」値を変更し、右手親指側(後面)ダイヤルで「シャッタースピード」の値を調整する使い方をしているので、カメラの前後に独立してダイヤルのある機種が気に入っていましたが、カメラ本体の軽さと画素数だけでα55を購入してしまいました。
最初のうちは特に問題を感じていませんでしたが、使っていくうちに絞り値とシャッタースピードを頻繁に変更しながら撮影した時に、とても手間である事に気付いてしまい、それ以来、持ち出す候補から外すようにしていました。
この事に気付いてから数週間経過した時に、Fマウントマニュアルレンズをフルサイズで使いたいと考え、メインのカメラをX-H1からD800Eに変更しました。すると、露出の確認で数枚値を変えながら試し撮りするやり方をするようになり、さらに前後独立ダイヤルの重要性を強く感じました。そうなると、もうα55では、我慢できなくなり、また、今後無くなる光学ファインダーのα700を買い替え機種に決め、ヤフオクでGETしました。
α700とα55の簡単な比較
α55 | α700 | |
発売日 | 2010年 9月10日 | 2007年11月 9日 |
カメラ有効画素数 | APS-C | APS-C |
有効画素 | 1620万画素 | 1224万画素 |
記録媒体 | SD、メモリースティック | CF、メモリースティック |
測距点数 | 15点 | 11点 |
アイスタートAF | 入/切 選択可能 | ON/OFF選択可能 |
ISO感度 | ISO100-12800 | ISO100-3200(6400まで拡張可能) |
ファインダー | 有効表示0.43型EVF | ペンタプリズム(光学) |
視野率 | 100% | 約95% |
視度調整機能 | -4.0~+4.0m-1 (ディオプター) | -3.0-+1.0m-1(ディオプター) |
背面液晶 | 3.0型ワイドTFT 921,600ドット | 3.0型 921,600ドット(TFT) |
シャッター | 1/4000-30秒、バルブ | 1/8000-30秒、バルブ |
連続撮影 | 最高約6コマ/秒 | 最高約5コマ/秒 |
使用電池 | NP-FW50 | NP-FM500H |
静止画撮影可能枚数 | 約330枚 | 約650枚 |
本体質量 | 約441g | 約690g |
防塵・防滴 | 〇 |
比較すると、販売時期が約3年違うのでほぼほぼ、α55の方が優れています。
しかし、スペックでは分からない、撮影時の使い勝手ではα700の方が優れています。
α55と比べて、α700の使い勝手がすぐれている5点
人により、カメラに求めるものが違うと思いますが、マニュアルで絞り値とシャッタースピードを調整する私としては、以下の点でα700に買い換えて大満足です。
- 右手前後ダイヤルにそれぞれ「絞り」「シャッタースピード」を割り当てられる
- 光学ファインダーが明るく、ピント箇所を確認しやすい
- 全ての操作でレスポンスが早く、α55の時のワンテンポ待つような、もっさり感が無い
- 1/8000のシャッタースピードで、開放F1.4の低いレンズの撮影時に調整しやすい
- 突然の雨でも安心の防塵防滴ボディ
まとめ
α700は、操作性重視で撮影したい人におすすめ!
この記事内にある写真は、全てα700とMINOLTAのMACROレンズでRAW撮影したものを
SILKYPIX pro10で現像したものになります。
シャープなピント面、全体の色味、凄く好きです。これからも壊れるまで使い続けます。
MINOLTA AF100mm MACROの記事は下記を参照ください。