スマートフォンで撮る写真とミラーレスカメラで撮る写真の違いは?

菜の花 カメラ

あなたは、
ミラーレスカメラを買ったのに
思うような写真が撮れないと
悩んでいませんか?

実は、
思うような写真が撮れない理由というのは
ミラーレスカメラに合った撮り方を
知らないからなんです。

なぜなら、
スマートフォンのカメラで撮影するのと
ミラーレスカメラで撮影するのとでは
基本的な撮り方が違うからなんです。

ですので、
ミラーレスカメラで
思うような写真を撮るには、
カメラに使われている簡単な用語と
撮り方を覚えなければならないんです。

この記事では、
今までミラーレスカメラで思うような写真が撮れない
初心者さん向けに
理想としている写真を撮る方法と必要なカメラ用語を
分かりやすくお伝えいたします。

この記事を読み終えると
理想としている写真の撮り方が分かるので
お気に入りの写真が
撮れるようになりますよ!!

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スマートフォンのカメラは、見たままの景色を残すことが得意で、ミラーレスカメラは、画面全体にピントが合った写真から、背景をぼかした写真まで、レンズ次第で、色々な表現が可能です。

スマートフォンのカメラは、
手前から奥までピントが合うような仕組みのイメージセンサー(※1)が付いていますが、
ミラーレスカメラは、
画面全体にピントが合った写真から、画面の中にある被写体(人や品物、建物など)にピントを合わせ、ピントの合っていない部分をぼかして、メインの被写体に立体感を加えて強調する撮り方まで、多彩な撮影を可能にするイメージセンサーが付いています

また、スマートフォンのカメラの撮影の時に考えることは、「どこからどこまで写真に入れようか」がほとんどだと思いますが、ミラーレスカメラの撮影の場合、撮影範囲に加えて、主役と、背景をどの位ぼかすかも、予め決めておく必要があります。

逆に、背景ボケ(主役の背面)や前ボケ(主役より前側)の写真を撮りたくなければ、ミラーレスカメラを購入する必要は無いと考えられます。

※1、イメージセンサーとは、レンズから入った光を電気信号に変換する半導体(撮像素子)です。
   人間で例えると、目の網膜に相当するもので、見えた景色を画像に変換するものです。

桜と玉ボケ
E-M1X_60.0mm_F2.8_SS500.0_ISO200

マイクロフォーサーズのカメラに、60mm F2.8単焦点レンズを付けて撮影しました。玉ボケを背景に桜を撮影しました。

pink-cosmos
α7RM2_50mm_F6.3_SS125.0_ISO100

フルサイズのカメラに50mm F2.8単焦点レンズを付けて撮影しました。午後の日差しを受ける、コスモスを裏側から撮影しました。

それは、ミラーレスカメラのイメージセンサーが、スマートフォンのイメージセンサーより、7.9~30倍広いからです

ミラーレスカメラで、スマートフォンでは撮りにくい写真が撮れる理由は、画像を記録するイメージセンサーの大きさが、スマートフォンのイメージセンサーに比べて、7.9~30倍違うからです。

イメージセンサーの比較

一般的なスマートフォンに搭載されているイメージセンサーは1/2.3型で、1/2.3型の面積を基準にすると、一眼レフカメラや、ミラーレスカメラに搭載されているイメージセンサーは、マイクロフォーサーズ機で約7.9倍、APS-C機で約13倍、フルサイズ機で約30倍違います。

イメージセンサー比較

イメージセンサーの特徴として、レンズの明るさ、レンズの焦点距離、撮影距離(カメラと被写体との距離)が同じ場合、センサーサイズが小さいほど、被写界深度(※2)が深く大きいほど被写界深度が浅くなります。

※2、被写界深度とは、ピントを合わせた部分の前後のピントが合っているように見える範囲の事です。

被写界深度は、一般的に、「レンズの絞り値(F値)」「レンズの焦点距離」「撮影距離」で決まります。
その被写界深度に深く関わるレンズは、その用途・目的によって、最適なレンズも違ってくるので、購入前に一度、何を撮るために買うレンズなのかを吟味した方が良いです。下記に簡単な比較表を付けましたので、参考にして下さい。

レンズのF値被写界深度ピントの合う範囲ボケの量主な用途
小さい
F1.4やF2.8
浅い少ない(薄い)多い人物・草花
大きい
F5.6やF8.0
深い多い(広い)少ない風景・鳥

人によって、綺麗な写真の定義は色々あると思いますが、ポートレート(人物写真)では、一般的に人物を見てもらうようにする為に、人物以外の背景をぼかして撮影している写真が好まれますし、背景がごちゃごちゃして、人物よりも目立ってしまうことは好まれません。主に、85mm F1.4~1.8位のレンズを使っている方が多いイメージです。実際、カメラメーカー各社は、85mm前後の単焦点レンズをポートレートにおすすめしています。

花の撮影でも、主役となる花を目立たせる為、背景を整理して、色々な物や、色がごちゃごちゃしないようにして撮影しています。焦点距離は90mm~150mmで、開放絞りF2.8位の単焦点レンズを使っている人が多く、また、カメラメーカー各社から、花撮影に特化したマクロレンズが発売されていて、そのほとんどが、開放絞りF2.8になっています。

Macroレンズに関して記事を書いていますので、下記を参考にして下さい。

風景写真は、ボケを発生させないようにF値を高く(F5.6~F8か、それ以上)絞ることで、画面の隅々までピントの合ったが撮れます。また、街角でのスナップ写真でも、高めのF値で、ハッキリ、くっきりした写真が多く、好まれているようです。

ただ、全体にピントが合った写真は、インパクトに欠ける表現になることが多く、特徴の無い=記録写真と言われてしまうことも多いです。

 

絞りのことをもう少し深掘り★F値と、主役・背景との撮影距離

絞りの事を知っていると、撮りたい写真に必要なカメラ、レンズが分かる!!

  →無駄な買い物を避けられる。少ない金額で、写真ライフを楽しめる!!

1、「絞り」に関して

写真の写る範囲(ピントの合う範囲:被写界深度)を決める一番重要な数値です。って言われても、なんだ?ですよね。
私も最初、そんな感じでした。

撮影時の絞りF値と、その結果に関して、頭の中でイメージできれば、自分の撮りたい写真へ、一歩近づけますので、この機会に頑張りましょう。

ただ、言葉だけでは分かりにくいので、絞りのF値(F1.4とかF8.0とか)とピントの合う範囲のイメージを図で用意しました。

使うレンズは30mm F1.4の単焦点レンズで、旅行先の写真を撮る場合で説明します。

絞り値F1.4で、旅行客にピント合わせした時

絞り値F1.4で観光客にピント
図1、レンズの絞り値F1.4で、B地点にいる旅行客をA地点から撮影する場合

レンズの絞り値F1.4で、B地点にいる旅行客をA地点から撮影する場合

絞り値「F1.4」で撮る場合、ピントの合う範囲は旅行客のみで、C地点にある遊覧船はボケた(背景ボケ)感じで撮れます。A地点とB地点の間にある花もボケます(前ボケ)。

背景ボケを利用して、「旅行客」を際立たせる時に使うと有効的です。

次に、撮影位置(A地点)を変えずに、絞り値のみF8.0に変更した場合

絞り値F8.0で、旅行客と遊覧船後方にピント合わせした時

絞り値F8.0で旅行客にピント

図2、レンズの絞り値F8.0で、B地点にいる観光客をA地点から撮影する場合

レンズの絞り値F8.0で、B地点にいる旅行客をA地点から撮影する場合

絞り値「F8.0」で撮る場合、ピントの合う範囲はB地点の旅行客とC地点の遊覧船の後部あたりまになります。C地点の遊覧船の前方はボケた感じで撮れます。

「人物  + 背景の一部(大体の雰囲気が分かる)」を撮影する時に使うと有効的です。

次に、撮影位置(A地点)を変えずに、絞りをF16に変更し、B地点にいる旅行客をA地点から撮影する場合

絞り値F16.0で、旅行客と遊覧船にピント合わせした時

絞り値F16.0で旅行客にピント
図3、絞りF16で、B地点にいる旅行客をA地点から撮影する場合

絞り値「F16」で撮る場合、ピントの合う範囲はB地点の旅行客とC地点の遊覧船全体になります。
「人物  + 背景(どこに来たかが分かる)」を撮影する時に使うと有効的です。

また、友人知人でない人を撮影時にぼかしたい場合のF値の説明をします。

絞り値F1.4で、遊覧船の一部を撮影する場合

絞り値F1.4で遊覧船を撮影する場合
図4、レンズの絞り値F1.4で、B地点にいる旅行客をA地点から撮影する場合

遊覧船の一部(雰囲気)」を撮影したい時、遊覧船の前にいる旅行客を入れたくない時に低いF値にするとB地点の旅行客をぼかしてくれます。

例として、同じ場所から撮影した4枚の紫陽花と菖蒲の写真をお見せします。

同じ位置からの花写真-1-1-前ボケ
写真1、同じ位置からの中央の菖蒲にピント合わせた写真
同じ位置からの花写真-1-2-後ボケ
写真2、同じ位置からの手前の紫陽花にピントを合わせた写真

写真1、紫陽花と水芭蕉の写真(F値同じで、ピントは中央の菖蒲)
写真2、紫陽花と水芭蕉の写真(F値同じで、ピントは手前の紫陽花)
2枚とも、X-H1 + MINOLTA AF100mm F2.8Macro (マニュアルフォーカス)で撮影

同じ位置からの花写真-2-1-前ボケ
写真3、同じ位置からの中央の菖蒲にピント合わせた写真2
同じ位置からの花写真-2-2-後ボケ
写真4、同じ位置から手前の紫陽花にピントを合わせた写真2

写真3、紫陽花と水芭蕉の写真(F値同じで、ピントは中央の菖蒲)
写真4、紫陽花と水芭蕉の写真(F値同じで、ピントは手前の紫陽花)
2枚とも、X-H1 + MINOLTA AF100mm F2.8Macro (マニュアルフォーカス)で撮影

これらの写真のように、同じ場所、同じF値で撮影しても、どこにピントを合わせるか見せ方が大きく変わることが分かっていただけると思います。また、100mmF2.8のマクロレンズなので、フルサイズ換算150mmの望遠撮影になりますので、背景ボケ、前景ボケも大きくなっていることがわかると思います。

MINOLTA AF100mm F2.8 Macro に関しては、下記記事に書いておりますので、ご参照ください。

次に、遊覧船をメインに撮影したい場合

絞り値F8.0で、遊覧船全体を撮影する場合

絞り値F1.4で、遊覧船を撮影する場合と同じように、遊覧船の手前にいる知人でない旅行客を写したくない場合で、遊覧船をメインに撮影したい場合、ピント位置を調整することによって、手前をぼかしてとることも可能です。

背景のボケた写真の撮り方に関しての記事は下記になりますので、参考にして下さい。

まとめ

今回は、
今まで思うような写真が撮れない
初心者さん向けに
理想としている写真を撮る方法をと必要なカメラ用語を
分かりやすくお伝えしました。

最後におさらいをします。

●スマートフォンのカメラの撮り方は、「撮影範囲」を考えるだけで良いが

●ミラーレスカメラカメラの撮り方は、「撮影範囲」に加え、主役とその前後の
ぼかし具合も考える必要がある。

●ミラーレスカメラのセンサーサイズと、レンズのF値を知ることで、おおよそのボケの量を知ることができる。

●カメラから主役までの距離と、主役から背景までの距離を、自分が動いて調整することで、違ったイメージのしゃしんが撮れる

ご紹介した内容を実践したら
思うような写真が撮れない
カメラ初心者さんでも
イメージ通りの写真が撮れるようになりますよ。

しっかり実践して身につけていきましょうね!!

他にも、カメラに関する記事を書いていますので
以下の記事を読んでみてくださいね。