心が救われた、先輩の言葉

思うこと

 大げさなタイトルですが、20代後半に勤めていた会社の先輩の言葉で、当時の私の心のモヤモヤが取れた言葉を他人の事で悩んでいる方に送りたいと思います。

スポンサーリンク

「過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」

 当時、社内の全体会議の際、功績を上げた社員の表彰があり、受賞した先輩がスピーチで話した言葉になります。その先輩が色々な経験した中から導き出した言葉で、当時、人間関係で悩んでいた私の心にストンとハマった言葉でした。

 この言葉は言い換えると

第三者が何を言っても、言われている本人自身が変わろうとしない限り変われない。

自分が変わろうと決心すれば変われる。

 当たり前の事でしょう!と、言われてしまいそうですが、当時私は、「これまでに、私とかかわった全ての人が幸せになって欲しい」と、本気で考えていて、部下とのやり取りにも相当配慮をしていました。また、中学生の時には、クラス全員と仲良くなれるように、自分から話しかけていたりもしていました。

 今思えば、甘い考えで、若かったからできた、恥ずかしい記憶です。

 その考えに疑問を持ち始めたのは、就職したあたりからでした。

 初めて務めたカーディーラーで、営業の仕事をしていましたが、お客様は車が好きで買うわけではなく、同じような車の中から、値引き後の金額で、提案した車を買うか買わないかが決まってしまうシビアな世界でした。そこは、営業マンの腕の見せ所だと思いますが、入社したての若造の言うことを聞いて考えを変えて頂ける方はほとんどいらっしゃらず、車自体が好きだった私には、歯がゆい日々でした。

 その後、転職して務めた中古カーディーラーでも車が好きな人ばかりが買いに来るわけではなく、好きな物を売る事の理想と現実のギャップに悩んでいました。

 その後、好きな物は好きな物として、仕事とは別にしようと考え、学生時代にバイトをしていた、飲食チェーンへ転職しました。料理を作ったり、接客したりは、社員とバイトに違いはありませんでしたが、新入バイトさんへの教育や、お金の管理など、それまでの仕事とはまったく違い、とても苦労しました。特に、バイトさんへの教育は、中々上手くいかず、相手の事情を考慮しつつその人によって対応を変えながら進めていくので時間がとてもかかり、私の教え方が悪いのかなと、悩んでいました。

 そのような時に聞いた言葉が、上記の言葉になります。

 教える側の努力だけでは、人を育てることは難しく、教わる本人の気持ちが変わらないと接客、調理のスペシャリストにはなれない。ということ。

 この言葉は、私生活においても同じで、

自分自身の努力次第、考え方次第で変えられる未来がある

個人でできる事の限界があるから、他人の事で悩む必要は無いですよ。

              

他人を変えられなくて当たりまえ。だから、他人の事で悩まないで!

 前々から、「本人のやる気が一番重要だよな。」と心で思っていたので、この言葉で凄く、気持ちが楽になりました。

 人との関わり合いを持たず、自分1人だけで生きていく事は難しいですが、他人を変えることは無理であるという前提で、こうゆう人なんだと割り切って対応するように自分の考えを変えれば、自分の心を痛める事なく生きていけると確信した言葉でした。

 できれば、変な人と関わり合いを持ちたくないですが、仕事上付き合わなければならない時や、住んでる地域での付き合い上関係を持つしかない場合は、こうゆう人なんだと分類して付き合ったほうが良いですね。

まとめ

第三者が何を言っても、言われている本人自身が変わろうとしない限り変われない。他人を変えられなくて当たりまえ。だから、他人の事で悩まないで!

他人を変えることは無理であるという前提で、こうゆう人なんだと割り切って対応するように自分の考えを変えれば、気持ちが楽になる

2023/05/18追記

後から分かったことですが、

過去と他人は変えられないが、自分と未来は変えられる」の言葉は、アドラー心理学の1つでした。

100年以上も前に、このような言葉を導き出していることに驚きです。

ありがとうございました。アドラー先生。

スポンサーリンク
タイトルとURLをコピーしました